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2025年 第12週 (3月17日~3月23日) 2025年3月26日現在

 2025年第12週の定点当たり報告数は1.98(患者報告数9,714)となり、前週の定点当たり報告数2.23よりも減少した。都道府県別では新潟県(5.02)、長野県(4.80)、沖縄県(4.20)、栃木県(3.82)、富山県(3.67)、福島県(3.54)、秋田県(3.08)、北海道(2.79)、和歌山県(2.60)、岩手県(2.44)の順となった。全国47都道府県中、16都道府県では前週の報告数よりも増加し、31都道府県では前週の報告数よりも減少した。
 定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約6.5万人(95%信頼区間:5.8~7.1万人)となり、前週の推計値(約7.1万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約0.6万人、5~9歳が約1.1万人、10~14歳が約1.6万人、15~19歳が約0.7万人、20代が約0.6万人、30代が約0.5万人、40代が約0.6万人、50代が約0.3万人、60代が約0.2万人、70歳以上が約0.3万人となっている。また、2024年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1027.0万人となった。
 全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域は1か所であった。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は8か所で、7都道府県に分布していた。
 基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院報告数は122例であり、前週(127例)から減少した。37都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(1例)、1~4歳(18例)、5~9歳(17例)、10代(14例)、20代(3例)、30代(5例)、40代(4例)、50代(6例)、60代(7例)、70代(16例)、80歳以上(31例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2025年第8週~2025年第12週)ではAH3亜型 が12件(36%)、B型が12件(36%)、AH1pdm09が9件(27%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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