2024年 第19週 (5月6日~5月12日) 2024年5月15日現在

 2024年第19週の定点当たり報告数は0.34(患者報告数1,692)となり、前週の定点当たり報告数0.45よりも減少した。都道府県別では沖縄県(2.66)、茨城県(1.07)、山形県(1.02)、長野県(0.75)、鹿児島県(0.65)、宮城県(0.58)、奈良県(0.55)、京都府(0.54)、秋田県(0.52)、高知県(0.48)の順となった。全国47都道府県中、12都道府県では前週の報告数よりも増加し、34都道府県では前週の報告数よりも減少した。
 定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約2万人(95%信頼区間:0.5~3.4万人)となり、前週の推計値(約1.9万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約0.1万人、5~9歳が約0.2万人、10~14歳が約0.3万人、15~19歳が約0.3万人、20代が約0.2万人、30代が約0.2万人、40代が約0.2万人、50代が約0.2万人、60代が約0.1万人、70歳以上が約0.2万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1801.9万人となった
 全国の保健所管轄区域のうち、警報レベル、注意報レベルを超えている保健所管轄区域はなかった。
 基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院患者数は31例であり、前週(42例)から減少した。20都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(1例)、1~4歳(2例)、5~9歳(9例)、10代(1例)、30代(1例)、50代(2例)、60代(3例)、70代(5例)、80歳以上(7例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第15週~2024年第19週)ではB型が37件(66%)、AH1pdm09が12件(21%)、AH3亜型が7件(13%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
 なお、2023/24年シーズンのインフルエンザ流行レベルマップの公表については、今週をもって終了とする。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004 National Institute of Infectious Diseases Japan, Infectious Disease Surveillance Center.