2024年 第17週 (4月22日~4月28日) 2024年5月1日現在

 2024年第17週の定点当たり報告数は1.07(患者報告数5,234)となり、前週の定点当たり報告数1.85よりも減少した。都道府県別では山形県(3.56)、沖縄県(3.13)、山梨県(2.71)、長野県(2.61)、秋田県(2.40)、岩手県(2.29)、茨城県(2.25)、新潟県(1.84)、北海道(1.47)、香川県(1.40)、鹿児島県(1.40)の順となった。全国47都道府県中、1都道府県では前週の報告数よりも増加し、46都道府県では前週の報告数よりも減少した。
 定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約3.9万人(95%信頼区間:2.4~5.4万人)となり、前週の推計値(約6万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約0.4万人、5~9歳が約0.9万人、10~14歳が約0.6万人、15~19歳が約0.5万人、20代が約0.3万人、30代が約0.3万人、40代が約0.3万人、50代が約0.2万人、60代が約0.1万人、70歳以上が約0.2万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1798万人となった。
 全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域はなかった。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は1か所であった。
 基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院患者数は50例であり、前週(74例)から減少した。27都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(1例)、1~4歳(13例)、5~9歳(3例)、10代(6例)、30代(1例)、50代(2例)、60代(4例)、70代(8例)、80歳以上(12例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第13週~2024年第17週)ではB型が98例(74%)、AH1pdm09が18件(14%)、AH3亜型が16件(12%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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