2024年 第15週 (4月8日~4月14日) 2024年4月17日現在

 2024年第15週の定点当たり報告数は2.69(患者報告数13,245)となり、前週の定点当たり報告数5.10よりも減少した。都道府県別では山形県(8.02)、新潟県(5.83)、鳥取県(5.52)、岩手県(5.44)、秋田県(5.23)、山梨県(4.32)、富山県(4.24)、宮城県(4.19)、群馬県(3.88)、北海道(3.87)の順となった。47都道府県で前週の報告数よりも減少した。
 定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約8.7万人(95%信頼区間:7.4~9.9万人)となり、前週の推計値(約16.1万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約1.2万人、5~9歳が約2.1万人、10~14歳が約1.2万人、15~19歳が約0.7万人、20代が約1万人、30代が約1万人、40代が約0.7万人、50代が約0.4万人、60代が約0.2万人、70歳以上が約0.3万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1788.1万人となった。
 全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域は5か所で、5都道府県に分布していた。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は1か所で、1都道府県に分布していた。
 基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院患者数は118例であり、前週(204例)から減少した。39都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(6例)、1~4歳(30例)、5~9歳(31例)、10代(7例)、30代(9例)、40代(4例)、60代(5例)、70代(13例)、80歳以上(13例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第11週~2024年第15週)ではB型が234例(85%)、AH3亜型が22件(8%)、AH1pdm09が20件(7%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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