2024年 第14週 (4月1日~4月7日) 2024年4月10日現在

 2024年第14週の定点当たり報告数は5.10(患者報告数25,106)となり、前週の定点当たり報告数11.18よりも減少した。都道府県別では山形県(11.47)、新潟県(10.25)、愛媛県(9.67)、鳥取県(9.28)、群馬県(8.50)、富山県(8.21)、福島県(7.98)、岩手県(7.97)、山梨県(7.51)、島根県(7.45)の順となった。47都道府県では前週の報告数よりも減少した。
 定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約16.1万人(95%信頼区間:14.3~17.9万人)となり、前週の推計値(約34.3万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約2.1万人、5~9歳が約4万人、10~14歳が約2.4万人、15~19歳が約1.4万人、20代が約1.6万人、30代が約1.9万人、40代が約1.3万人、50代が約0.7万人、60代が約0.3万人、70歳以上が約0.4万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1779.4万人となった。
 全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域は29か所で、16都道府県に分布していた。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は10か所で、10都道府県に分布していた。
 基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院患者数は204例であり、前週(309例)から減少した。46都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(19例)、1~4歳(42例)、5~9歳(38例)、10代(28例)、20代(3例)、30代(10例)、40代(6例)、50代(9例)、60代(4例)、70代(22例)、80歳以上(23例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第10週~2024年第14週)ではB型が168例(81%)、AH1pdm09が23件(11%)、AH3亜型が16件(8%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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