2023年 第01週 (1月2日~1月8日) 2023年1月11日現在

 2023年第1週の定点当たり報告数は4.73(患者報告数23,139)となり、前週の定点当たり報告数2.05(患者報告数9,768)よりも増加した。都道府県別では沖縄県(17.77)、宮崎県(12.37)、佐賀県(10.08)、福岡県(9.62)、大阪府(8.26)、愛媛県(7.39)、長崎県(7.11)、鹿児島県(6.58)、北海道(5.49)、熊本県(5.46)の順となっている。45都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。2都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約18.2万人(95%信頼区間:16.4~20.1万人)となり、前週の推計値(約7.0万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約1.5万人、5~9歳が約2.1万人、10~14歳が約1.8万人、15~19歳が約2.4万人、20代が約5.1万人、30代が約1.7万人、40代が約1.4万人、50代が約1.1万人、60代が約0.5万人、70歳以上が約0.5万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約35万人となった。
 全国の保健所地域で、警報レベルを超えている保健所地域は2か所で、注意報レベルを超えている保健所地域は47か所であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は151例であり、前週(74例)から増加した。39都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(10例)、1~4歳(30例)、5~9歳(19例)、10代(11例)、20代(14例)、30代(1例)、40代(5例)、50代(5例)、60代(13例)、70代(16例)、80歳以上(27例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2022年第49週~2023年第1週)では、AH3亜型が26件(90%)、AH1pdm09が3件(10%)であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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