2020年 第13週 (3月23日~3月29日) 2020年4月1日現在

 2020年第13週の定点当たり報告数は0.27(患者報告数1,335)となり、前週の定点当たり報告数0.54よりも減少した。都道府県別では富山県(1.31)、青森県(1.25)、岡山県(0.98)、岩手県(0.88)、沖縄県(0.76)、京都府(0.59)、秋田県(0.56)、大阪府(0.52)、石川県(0.48)、福井県(0.38)の順となっている。3県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられ、43都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。1県は前週に引き続き報告がなかった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約0.8万人(95%信頼区間:0.6~1万人)となり、前週の推計値(約1.5万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約0.2万人、5~9歳が約0.2万人、10~14歳が約0.1万人、15~19歳が約0万人、20代が約0.1万人、30代が約0.1万人、40代が約0万人、50代が約0万人、60代が約0万人、70歳以上が約0万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約728.1万人となった。
 全国の保健所地域で、警報レベル、注意報レベルを超えている地域はなかった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は23例であり、前週(25例)より減少した。16道府県から報告があり、年齢別では1~9歳(8例)、30代(2例)、60代(1例)、70代(5例)、80歳以上(7例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第9週~2020年第13週)ではB型(68%)、AH1pdm09(29%)、AH3亜型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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