2020年 第05週 (1月27日~2月2日) 2020年2月5日現在

 2020年第5週の定点当たり報告数は14.11(患者報告数70,076)となり、前週の定点当たり報告数18.00より減少した。
 都道府県別では高知県(21.23)、愛知県(19.76)、宮崎県(19.66)、長崎県(19.00)、佐賀県(18.41)、新潟県(18.28)、大分県(17.21)、愛媛県(17.02)、鹿児島県(16.91)、大阪府(16.88)、岡山県(16.86)、岩手県(16.80)、福岡県(16.18)、千葉県(15.98)、福島県(15.77)、群馬県(15.66)、兵庫県(15.64)、静岡県 (15.59)の順となっている。1道で前週の定点当たり報告数より増加がみられ、46都府県で前週の定点当たり報告数より減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約49.6万人(95%信頼区間46.9~52.3万人)となり、前週の推計値(約65.4万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約6.0万人、5~9歳が約12.7万人、10~14歳が約7.8万人、15~19歳が約2.7万人、20代が約2.6万人、30代が約4.5万人、40代が約5.3万人、50代が約3.3万人、60代が約2.4万人、70代以上が約2.2万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約617.4万人となった。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は139箇所(43都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は244箇所(47都道府県)であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は766例であり、前週(1,083例)より減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(28例)、1~9歳(255例)、10代(50例)、20代(13例)、30代(17例)、40代(24例)、50代(35例)、60代(67例)、70代(113例)、80歳以上(164例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第1週~2020年第5週)ではAH1pdm09(91%)、B型(8%)、AH3亜型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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