2019年第46週の定点当たり報告数は1.84（患者報告数9,107）となり、前週の定点当たり報告数1.03より増加した。
　都道府県別では北海道（4.60）、鹿児島県（3.71）、秋田県（3.67）、長崎県（3.63）、福岡県（3.23）、石川県（3.04）、富山県（3.00）、青森県（2.94）、広島県（2.89）、熊本県（2.61）、神奈川県（2.58）、沖縄県（2.57）、山形県（2.37）、宮城県（2.16）、新潟県（2.14）、福島県（2.10）、宮崎県（2.03）、東京都（2.01）、千葉県（2.00）の順となっている。41都道府県で前週の定点当たり報告数より増加がみられたが、2県で定点当たり報告数の増減に変化なく、4県で前週の定点当たり報告数より減少がみられた。
　定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定である。
　全国で警報レベルを超えている保健所地域はなく、注意報レベルを超えている保健所地域は9箇所（1都1道6県）であった。
　基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は95例であり、前週（72例）より増加した。35都道府県から報告があり、年齢別では0歳（5例）、1～9歳（38例）、10代（7例）、30代（1例）、40代（2例）、50代（3例）、60代（8例）、70代（10例）、80歳以上（21例）であった。
　国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間（2019年第42～46週）ではAH1pdm09（94%）、AH3亜型（3%）、B型（3%）の順であった。
　詳細は国立感染症研究所ホームページ（https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html）を参照されたい。