2019年第40週の定点当たり報告数は0.99（患者報告数4,889）となり、前週の定点当たり報告数0.92より増加した。
　都道府県別では沖縄県（26.83）、鹿児島県（3.87）、福岡県（2.30）、佐賀県（1.72）、石川県（1.40）、宮崎県（1.29）、三重県（1.08）、新潟県（1.06）、東京都（1.05）、長崎県（0.93）、山梨県（0.90）の順となっている。28都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、1県で増減に変化なく、18府県で前週の報告数より減少がみられた。
　定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定である。
　全国で警報レベルを超えている保健所地域は4箇所（1県）、注意報レベルを超えている保健所地域は3箇所（2県）であった。
　基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は87例であり、前週（73例）より増加した。26都県から報告があり、年齢別では0歳（7例）、1～9歳（28例）、10代（7例）、20代（1例）、30代（3例）、50代（7例）、60代（7例）、70代（8例）、80歳以上（19例）であった。
　国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間（2019年第36～40週）ではAH1pdm09（80%）、AH3亜型（11%）、B型（9%）の順であった。
　詳細は国立感染症研究所ホームページ（https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html）を参照されたい。