2019年 第16週 (4月15日~4月21日) 2019年4月24日現在

 2019年第16週の定点当たり報告数は2.54(患者報告数12,613)となり、前週の定点当たり報告数1.67より増加した。
 都道府県別では秋田県(6.28)、山形県(5.50)、福島県(5.45)、鳥取県(4.03)、沖縄県(3.78)、石川県(3.60)、群馬県(3.57)、長野県(3.55)、新潟県(3.48)、岩手県(3.37)、宮城県(3.35)、青森県(3.34)、東京都(3.27)、愛媛県(3.08)、埼玉県(2.97)、京都府(2.97)の順となっている。39都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、8県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は0箇所、注意報レベルを超えている保健所地域は11箇所(10道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約9.6万人(95%信頼区間8.7~10.5万人)となり、前週の推計値(約6.5万人)より増加した。年齢別では、0~4歳が約1.1万人、5~9歳が約1.9万人、10~14歳が約1.2万人、15~19歳が約1.1万人、20代が約1.0万人、30代が約1.0万人、40代が約0.7万人、50代が約0.5万人、60代が約0.4万人、70代以上が約0.6万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,192.1万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は177例であり、前週(179例)より減少した。39都道府県から報告があり、年齢別では0歳(7例)、1~9歳(37例)、10代(5例)、20代(6例)、30代(3例)、40代(4例)、50代(7例)、60代(8例)、70代(35例)、80歳以上(65例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第12~16週)ではAH3亜型(61%)、B型(20%)、AH1pdm09(19%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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