2018年 第52週 (12月24日~12月30日) 2019年1月7日現在

 2018年第52週の定点当たり報告数は11.17(患者報告数54,517)となり、前週の定点当たり報告数8.05より増加した。
 都道府県別では北海道(32.07)、愛知県(30.45)、岐阜県(20.33)、熊本県(14.53)、三重県(13.68)、福岡県(13.59)、長野県(12.78)、東京都(11.53)、高知県(11.23)、神奈川県(11.21)、大阪府(11.01)、長崎県(10.47)、埼玉県(10.02)、滋賀県(9.98)の順となっている。43都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、4県では前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は38箇所(1道1府8県)、注意報レベルを超えている保健所地域は196箇所(1都1道2府34県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約44.6万人(95%信頼区間41.0~48.2万人)となり、前週の推計値(約31.3万人)より増加した。年齢別では、0~4歳が約5.1万人、5~9歳が約8.3万人、10~14歳が約5.4万人、15~19歳が約2.6万人、20代が約4.4万人、30代が約5.0万人、40代が約5.7万人、50代が約3.6万人、60代が約2.2万人、70代以上が約2.1万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約106.4万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は539例であり、前週(356例)より増加した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(34例)、1~9歳(118例)、10代(26例)、20代(10例)、30代(10例)、40代(12例)、50代(23例)、60代(51例)、70代(107例)、80歳以上(148例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第48~52週)ではAH1pdm09、AH3亜型、B型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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