2018年 第18週 (4月30日~5月6日) 2018年5月9日現在

 2018年第18週の定点当たり報告数は0.61(患者報告数3,009)となり、前週の定点当たり報告数1.23よりも減少した。
 都道府県別では岩手県(4.32)、秋田県(3.72)、青森県(2.42)、沖縄県(2.25)、福島県(1.78)、北海道(1.66)、石川県(1.48)、山形県(1.33)、新潟県(1.23)、鳥取県(1.17)、佐賀県(1.16)、富山県(1.08)の順となっている。1県で増加がみられたが、46都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は0箇所、注意報レベルを超えている保健所地域は2箇所(2県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約5万人(95%信頼区間:4~5万人)となり、前週の推計値(約8万人)よりも減少した。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,254万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は79例であり、前週(130例)から減少した。25都道府県から報告があり、年齢別では0歳(1例)、1~9歳(16例)、10代(1例)、30代(2例)、40代(2例)、50代(2例)、60代(4例)、70代(13例)、80歳以上(38例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第14~第18週)ではAH3型、B型、次いでAH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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