2018年 第15週 (4月9日~4月15日) 2018年4月18日現在

 2018年第15週の定点当たり報告数は1.66(患者報告数8,211)となり、前週の定点当たり報告数2.00よりも減少した。
 都道府県別では青森県(7.05)、新潟県(6.93)、岩手県(6.51)、山形県(6.27)、秋田県(6.09)、福島県(5.82)、沖縄県(4.74)、北海道(4.58)、石川県(3.48)、鳥取県(3.34)、長野県(3.20)の順となっている。6県で増加がみられたが、41都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は5箇所(1道4県)、注意報レベルを超えている保健所地域は4箇所(4県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約9万人(95%信頼区間:9~10万人)となり、前週の推計値(約13万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳、5~9歳、10~14歳、15~19歳、20代、30代、40代、50代、60代、70歳以上の全年代がそれぞれ約1万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,231万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は204例であり、前週(211例)から減少した。42都道府県から報告があり、年齢別では0歳(4例)、1~9歳(39例)、10代(3例)、30代(3例)、40代(4例)、50代(5例)、60代(19例)、70代(33例)、80歳以上(94例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第11~第15週)ではB型とAH3型の検出割合が同程度で、次いでAH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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