2018年 第12週 (3月19日~3月25日) 2018年3月28日現在

 2018年第12週の定点当たり報告数は5.35(患者報告数26,473)となり、前週の定点当たり報告数8.65よりも減少した。
 都道府県別では秋田県(17.44)、福井県(14.25)、新潟県(13.77)、岩手県(13.72)、石川県(12.02)、青森県(11.85)、富山県(11.83)、沖縄県(11.26)、山形県(11.23)、北海道(10.34)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は78箇所(1道23県)、注意報レベルを超えている保健所地域は11箇所(1道9県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約34万人(95%信頼区間:31~36万人)となり、前週の推計値(約50万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約4万人、5~9歳が約4万人、10~14歳が約3万人、15~19歳が約2万人、20代が約3万人、30代が約3万人、40代が約4万人、50代が約3万人、60代が約3万人、70歳以上が約5万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,188万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は432例であり、前週(632例)から減少した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(14例)、1~9歳(60例)、10代(9例)、20代(7例)、30代(5例)、40代(6例)、50代(14例)、60代(43例)、70代(70例)、80歳以上(204例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第8~第12週)ではB型が最も多く、次いでAH3型、AH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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