2018年 第08週 (2月19日~2月25日) 2018年2月28日現在

 2018年第8週の定点当たり報告数は22.64(患者報告数112,070)となり、前週の定点当たり報告数29.65よりも減少した。
 都道府県別では沖縄県(43.91)、高知県(32.27)、北海道(31.29)、宮崎県(31.17)、鳥取県(29.41)、愛媛県(29.03)、鹿児島県(27.02)、徳島県(26.70)、岡山県(26.55)、山口県(26.38)、岩手県(26.08)、愛知県(25.92)、宮城県(25.88)、長野県(25.61)、富山県(25.42)、滋賀県(25.25)、福島県(25.18)の順となっている。2県(石川県、福井県)で前週の報告数よりも増加がみられた。45都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は506箇所(全47都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は22箇所(1道1府13県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約133万人(95%信頼区間:126~140万人)となり、前週の推計値(約167万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約13万人、5~9歳が約21万人、10~14歳が約15万人、15~19歳が約8万人、20代が約9万人、30代が約11万人、40代が約14万人、50代が約12万人、60代が約12万人、70歳以上が約16万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,932万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,253例であり、前週(1,702例)から減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(41例)、1~9歳(195例)、10代(51例)、20代(13例)、30代(19例)、40代(28例)、50代(45例)、60代(118例)、70代(237例)、80歳以上(506例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第4~第8週)ではB型が最も多く、次いでAH3型、AH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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