2017年 第45週 (11月6日〜11月12日) 2017年11月15日現在

 2017年第45週の定点当たり報告数は0.52(患者報告数2,588)となり、前週の定点当たり報告数0.49よりも増加した。
 都道府県別では沖縄県(3.78)、長崎県(1.94)、福井県(1.84)、宮崎県(1.19)、大分県(1.07)、新潟県(1.06)、福岡県(1.06)、宮城県(1.01)、鹿児島県(0.98)、長野県(0.90)の順となっている。25府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、19都道府県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)で、注意報レベルを超えている保健所地域はなかった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約3万人(95%信頼区間2〜3万人)となり、前週の推計値(約2万人)より増加した。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約14万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は48例であり、前週(25例)から増加した。26都道府県から報告があり、年齢別では0歳(4例)、1〜9歳(15例)、10代(4例)、30代(1例)、40代(1例)、50代(3例)、60代(4例)、70代(5例)、80歳以上(11例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第41〜45週)ではAH3亜型、B型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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