2017年 第17週 (4月24日〜4月30日) 2017年5月8日現在

 2017年第17週の定点当たり報告数は3.13(患者報告数15,467)となり、前週の定点当たり報告数4.06よりも減少した。
 都道府県別では沖縄県(9.44)、北海道(7.23)、新潟県(7.13)、福島県(5.83)、福井県(5.47)、宮城県(5.05)、岩手県(4.94)、山形県(4.77)、長野県(4.53)、長崎県(4.46)、熊本県(4.30)、群馬県(4.01)の順となっている。3県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、44都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は5箇所(5県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は15箇所(8道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約16万人(95%信頼区間:13〜18万人)となり、前週の推計値(約20万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約3万人、0〜4歳、10〜14歳、30代、40代がそれぞれ約2万人、15〜19歳、20代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,672万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は136例であり、前週(205例)から減少した。35都道府県から報告があり、年齢別では0歳(6例)、1〜9歳(42例)、10代(7例)、20代(5例)、30代(3例)、40代(7例)、50代(1例)、60代(9例)、70代(12例)、80歳以上(44例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第13〜17週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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