2017年 第15週 (4月10日〜4月16日) 2017年4月19日現在

 2017年第15週の定点当たり報告数は3.98(患者報告数19,730)となり、前週の定点当たり報告数5.06よりも減少した。
 都道府県別では沖縄県(9.81)、新潟県(8.27)、宮崎県(8.14)、福島県(7.65)、福井県(7.28)、石川県(6.65)、北海道(6.61)、長崎県(6.57)、鳥取県(6.41)、山形県(6.19)の順となっている。3県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、43都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は11箇所(9道県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は13箇所(7道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると22約万人(95%信頼区間:19〜24万人)となり、前週の推計値(約29万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約4万人、0〜4歳が約3万人、10〜14歳、20代、30代、40代、50代、70歳以上がそれぞれ約2万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約1万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,636万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は237例であり、前週(339例)から減少した。42都道府県から報告があり、年齢別では0歳(7例)、1〜9歳(56例)、10代(6例)、20代(5例)、30代(5例)、40代(8例)、50代(7例)、60代(20例)、70代(47例)、80歳以上(76例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第11〜15週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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