2017年 第14週 (4月3日〜4月9日) 2017年4月12日現在

 2017年第14週の定点当たり報告数は5.06(患者報告数25,048)となり、前週の定点当たり報告数6.78よりも減少した。
 都道府県別では沖縄県(10.98)、宮崎県(9.76)、福井県(9.63)、長崎県(9.57)、石川県(9.56)、福島県(9.53)、新潟県(8.26)、佐賀県(8.03)、北海道(7.58)、熊本県(7.00)の順となっている。1県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、46都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は28箇所(16都道県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は15箇所(11道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約29万人(95%信頼区間:26〜32万人)となり、前週の推計値(約37万人)よりも減少した。年齢別では、0〜4歳、5〜9歳がそれぞれ約4万人、20代、30代、40代、50代、70歳以上がそれぞれ約3万人、10〜14歳、15〜19歳、60代がそれぞれ約2万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,614万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は335例であり、前週(405例)から減少した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(21例)、1〜9歳(74例)、10代(6例)、20代(4例)、30代(2例)、40代(5例)、50代(11例)、60代(26例)、70代(63例)、80歳以上(123例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第10〜14週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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