2017年 第09週 (2月27日〜3月5日) 2017年3月8日現在

 2017年第9週の定点当たり報告数は13.55(患者報告数67,273)となり、前週の定点当たり報告数16.87よりも減少した。
 都道府県別では長崎県(21.39)、石川県(20.96)、沖縄県(20.43)、佐賀県(20.33)、福井県(19.66)、福島県(19.25)、宮崎県(18.42)、長野県(18.37)、福岡県(17.51)、大分県(17.21)、宮城県(17.04)、栃木県(16.74)、新潟県(16.52)、熊本県(16.41)の順となっている。2道県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、45都府県では前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は292箇所(43都道府県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は79箇所(30都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約74万人(95%信頼区間:67〜81万人)となり、前週の推計値(約91万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約13万、0〜4歳、10〜14歳がそれぞれ約9万人、70歳以上が約8万人、30代、40代がそれぞれ約7万人、20代、50代がそれぞれ約6万人、15〜19歳、60代が約5万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,389万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は714例であり、前週(879例)から減少した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(30例)、1〜9歳(100例)、10代(22例)、20代(11例)、30代(15例)、40代(13例)、50代(22例)、60代(75例)、70代(132例)、80歳以上(294例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第5〜9週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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