2017年 第08週 (2月20日〜2月26日) 2017年3月1日現在

 2017年第8週の定点当たり報告数は16.87(患者報告数83,714)となり、前週の定点当たり報告数23.92よりも減少した。
 都道府県別では福井県(26.34)、長野県(26.11)、長崎県(25.13)、石川県(25.04)、沖縄県(24.28)、高知県(24.02)、佐賀県(23.21)、宮崎県(21.92)、福岡県(21.31)、鹿児島県(21.18)、埼玉県(20.48)、新潟県(20.34)、山梨県(20.32)の順となっている。全47都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は355箇所(45都道府県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は87箇所(33都道府県)であった。 
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約91万人(95%信頼区間:84〜99万人)となり、前週の推計値(約126万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約16万、0〜4歳、10〜14歳がそれぞれ約11万人、70歳以上が約10万人、30代、40代がそれぞれ約9万人、20代、50代、60代がそれぞれ約7万人、15〜19歳が約5万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,315万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は870例であり、前週(1,251例)から減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(32例)、1〜9歳(135例)、10代(28例)、20代(10例)、30代(10例)、40代(13例)、50代(32例)、60代(83例)、70代(134例)、80歳以上(393例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第4〜8週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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