2017年 第05週 (1月30日〜2月5日) 2017年2月8日現在

 2017年第5週の定点当たり報告数は38.14(患者報告数189,231)となり、前週の定点当たり報告数39.41よりも減少した。
 都道府県別では福岡県(55.03)、宮崎県(54.02)、愛知県(51.44)、高知県(50.60)、大分県(49.62)、山口県(49.22)、埼玉県(47.06)、千葉県(45.27)、福井県(44.47)、三重県(44.19)、鹿児島県(44.14)、長野県(42.21)、神奈川県(41.37)、愛媛県(40.80)、静岡県(40.58)、熊本県(40.46)、山梨県(40.12)、大阪府(39.45)、兵庫県(38.70)、佐賀県(38.44)の順となっている。19道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、28都府県では前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は390箇所(45都道府県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は148箇所(37都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約199万人(95%信頼区間:184〜214万人)となり、前週の推計値(約201万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約36万、10〜14歳が約30万人、0〜4歳、40代がそれぞれ約20万人、30代が約18万人、70歳以上が約17万人、15〜19歳が約16万人、20代、50代がそれぞれ約15万人、60代が約12万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約947万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,505例であり、前週(1,610例)から減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(56例)、1〜9歳(255例)、10代(71例)、20代(14例)、30代(25例)、40代(25例)、50代(45例)、60代(137例)、70代(255例)、80歳以上(622例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第1〜5週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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