2017年 第03週 (1月16日〜1月22日) 2017年1月25日現在

 2017年第3週の定点当たり報告数は28.66(患者報告数142,144)となり、前週の定点当たり報告数15.25よりも増加した。
 都道府県別では宮崎県(42.53)、愛知県(42.46)、埼玉県(38.51)、千葉県(37.90)、大分県(35.60)、福井県(34.94)、福岡県(34.29)、岡山県(34.18)、山梨県(34.00)、広島県(33.90)、神奈川県(33.64)、静岡県(33.20)、佐賀県(32.10)、長野県(32.02)、三重県(31.86)、山口県(30.75)、徳島県(30.05)、愛媛県(29.44)、宮城県(29.41)、群馬県(28.96)、高知県(28.75)の順となっている。全47都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は214箇所(38都道府県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は311箇所(47都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約161万人(95%信頼区間:152〜171万人)となり、前週の推計値(約99万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約26万人、10〜14歳が約24万人、15〜19歳が約17万人、0〜4歳が約16万人、40代が約15万人、30代が約14万人、20代、70歳以上がそれぞれ約13万人、50代が約12万人、60代が約10万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約547万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,219例であり、前週(994例)から増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(41例)、1〜9歳(219例)、10代(41例)、20代(12例)、30代(17例)、40代(26例)、50代(54例)、60代(101例)、70代(192例)、80歳以上(516例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第51週〜2017年第3週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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