2016年 第52週 (12月26日〜1月1日) 2017年1月6日現在

 2016年第52週の定点当たり報告数は8.54(患者報告数41,438)となり、前週の定点当たり報告数8.38よりも増加した。
 都道府県別では岐阜県(18.26)、秋田県(17.54)、茨城県(14.31)、福井県(12.66)、愛知県(12.55)、沖縄県(12.21)、埼玉県(11.87)、北海道(11.42)、群馬県(11.26)、福島県(11.12)、香川県(9.38)、福岡県(9.10)、東京都(9.08)、富山県(8.96)、岩手県(8.95)、神奈川県(8.94)、千葉県(8.67)の順となっている。29府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、18都道県では前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は10箇所(1道1府6県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は153箇所(1都1道2府33県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約59万人(95%信頼区間:58〜61万人)となり、前週の推計値(約51万人)よりも増加した。年齢別では、20代が約9万人、40代が約8万人、30代が約7万人、15〜19歳、50代がそれぞれ約6万人、5〜9歳、10〜14歳、70歳以上がそれぞれ約5万人、0〜4歳、60代が約4万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約206万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は435例であり、前週(437例)から減少した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(22例)、1〜9歳(70例)、10代(14例)、20代(6例)、30代(8例)、40代(11例)、50代(14例)、60代(35例)、70代(88例)、80歳以上(167例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第48〜52週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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