2016年 第18週 (5月2日〜5月8日) 2016年5月11日現在

 2016年第18週の定点当たり報告数は1.24(患者報告数6,108人)となり、前週の定点当たり報告数2.51よりも減少した。都道府県別では秋田県(8.48)、岩手県(6.61)、沖縄県(4.76)、福島県(4.45)、青森県(3.78)、新潟県(3.45)、山形県(2.73)、鹿児島県(2.70)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは2箇所(2道県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は2箇所(2県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約7万人(95%信頼区間:6〜8万人)となり、前週の推計値(約12万人)よりも減少した。年齢別では、0〜4歳、5〜9歳、10〜14歳、15〜19歳、20代、30代、40代、50代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,606万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は64例であり、前週(118例)から減少した。26都道府県から報告があり、年齢別では0歳(6例)、1〜9歳(19例)、10代(6例)、30代(3例)、40代(3例)、50代(4例)、60代(1例)、70代(6例)、80歳以上(16例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第14週〜2016年第18週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。




詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.