2016年 第02週 (1月11日〜1月17日) 2016年1月20日現在

 2016年第2週の定点当たり報告数は4.11(患者報告数20,369人)となり、前週の定点当たり報告数2.02よりも増加した。都道府県別では沖縄県(12.22)、新潟県(11.80)、秋田県(8.94)、北海道(7.21)、青森県(7.12)、岩手県(6.43)、千葉県(5.81)、岐阜県(5.61)、埼玉県(4.76)、長野県(4.76)、茨城県(4.64)、福岡県(4.41)、愛知県(4.33)、神奈川県(4.21)、滋賀県(4.17)の順となっており、46都道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、1県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは2箇所(2道県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は29箇所(15道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約23万人(95%信頼区間:20〜26万人)となり、前週の推計値(約13万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約4万人、0〜4歳、30代、40代がそれぞれ約3万人、10〜14歳、20代、50代がそれぞれ約2万人、15〜19歳、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約57万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は282例であり、前週(169例)より増加した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(15例)、1〜9歳(74例)、10代(13例)、20代(5例)、30代(8例)、40代(7例)、50代(22例)、60代(26例)、70代(40例)、80歳以上(72例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第51週〜2016年第2週)ではAH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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