2015年 第17週 (4月20日〜4月26日) 2015年4月30日現在

 2015年第17週の定点当たり報告数は2.02(患者報告数9,952)となり、前週の定点当たり2.06よりも減少した。都道府県別では沖縄県(7.88)、山形県(5.65)、岩手県(4.06)、新潟県(3.97)、富山県(3.79)、福島県(3.52)、佐賀県(3.23)、岡山県(3.19)、鹿児島県(3.02)、宮崎県(3.00)の順となっており、21府県で前週の報告数よりも増加がみられ、26都道県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは3箇所(3都県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は8箇所(7県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約10万人(95%信頼区間:9〜11万人)となり、前週の推計値(約10万人)と同程度であった。年齢別では、5〜9歳、10〜14歳がそれぞれ約2万人、0〜4歳、15〜19歳、30代、40代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,489万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は72例であり、第16週(89例)より減少した。31都道府県から報告があり、年齢別では0歳(5例)、1〜9歳(25例)、10代(3例)、20代(2例)、30代(3例)、40代(1例)、50代(1例)、60代(8例)、70代(11例)、80歳以上(13例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第13週〜2015年第17週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.