2015年 第15週 (4月6日〜4月12日) 2015年4月15日現在

 2015年第15週の定点当たり報告数は1.57(患者報告数7,715)となり、第4週の定点当たり報告数39.42をピークとして11週連続で減少した。都道府県別では沖縄県(4.86)、山形県(3.71)、福井県(3.56)、福島県(3.13)、新潟県(3.06)の順となっており、4県で前週の報告数よりも増加がみられ、43都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは1箇所(1県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約9万人(95%信頼区間:8〜11万人)となり、前週の推計値(約13万人)より減少した。年齢別では、0〜4歳、5〜9歳、10〜14歳、20代、30代、40代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,469万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は77例であり、第14週(130例)より減少した。1都1道1府29県から報告があり、年齢別では0歳(3例)、1〜9歳(11例)、10代(4例)、30代(4例)、40代(1例)、50代(4例)、60代(8例)、70代(17例)、80歳以上(25例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第11週〜2015年第15週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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