2015年 第12週 (3月16日〜3月22日) 2015年3月25日現在

 2015年第12週の定点当たり報告数は3.85(患者報告数18,972)となり、第4週の定点当たり報告数39.42をピークとして8週連続で減少した。
 都道府県別では高知県(11.29)、大分県(7.78)、沖縄県(7.22)、石川県(6.73)、福井県(6.50)、岡山県(6.18)、北海道(5.72)、新潟県(5.52)、宮崎県(5.39)、長野県(5.17)の順となっており、22府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、25都道県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは11箇所(1道8県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は23箇所(1道18県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約19万人(95%信頼区間:17〜22万人)となり、前週の推計値(約20万人)と同程度であった。年齢別では、5〜9歳が約4万人、10〜14歳が約3万人、0〜4歳、30代、40代、50代がそれぞれ約2万人、15〜19歳、20代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,434万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は203例であり、第11週(239例)より減少した。1都1道2府39県から報告があり、年齢別では0歳(8例)、1〜9歳(33例)、10代(7例)、20代(4例)、30代(2例)、40代(3例)、50代(10例)、60代(18例)、70代(30例)、80歳以上(88例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第8週〜2015年第12週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.