2014年 第52週 (12月22日〜12月28日) 2015年1月6日現在

 2014/2015年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いている。2014年第52週の定点当たり報告数は26.63(患者報告数130,971)となり、前週の定点当たり報告数15.17よりも増加した。都道府県別では埼玉県(48.13)、神奈川県(35.86)、福岡県(35.79)、岩手県(34.17)、長崎県(34.14)、香川県(33.67)、大阪府(33.62)、北海道(33.60)、千葉県(33.24)、東京都(32.90)、奈良県(31.69)、兵庫県(30.78)、京都府(29.74)、滋賀県(27.79)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも増加が見られた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは173箇所(1道1都2府29県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は268箇所(1道1都2府41県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約138万人(95%信頼区間:134〜142万人)となり、前週の推計値(約72万人)よりも増加した。年齢別では、10〜14歳が約27万人、5〜9歳が約26万人、30代が約16万人、40代が約14万人、20代が約13万人、0〜4歳が約12万人、15〜19歳が約9万人、50代が約8万人、70歳以上が約7万人、60代が約6万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約279万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は710例であり、第51週(378例)より増加した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(50例)、1〜9歳(173例)、10代(49例)、20代(14例)、30代(9例)、40代(14例)、50代(28例)、60代(45例)、70代(101例)、80歳以上(227例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第48週〜第52週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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