2014年 第20週 (5月12日〜5月18日) 2014年5月21日現在

 2014年第20週の定点当たり報告数は0.83(患者報告数4,076)となり、第17週以降、4週連続して減少がみられた。都道府県別では沖縄県(8.05)、山形県(4.25)、長野県(2.08)、岩手県(1.98)、福島県(1.82)の順となっている。38都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは0箇所となり、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約5万人(95%信頼区間:4〜5万人)となり、前週の推計値(約7万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳、10〜14歳、15〜19歳、40代の年代がそれぞれ約1万人となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,569万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は32例であり、第19週(64例)より減少した。16都道府県から報告があり、年齢別では1〜9歳(15例)、30代(1例)、40代(1例)、50代(2例)、60代(2例)、70代(6例)、80歳以上(5例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっているが、直近の5週間(2014年第16週〜第20週)のインフルエンザウイルスの検出割合はB型、AH1pdm09、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。




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