2014年 第18週 (4月28日〜5月4日) 2014年5月8日現在

 2014年第18週の定点当たり報告数は2.52(患者報告数12,155)となり、第17週以降、連続して減少がみられた。都道府県別では沖縄県(10.26)、山形県(9.40)、岩手県(8.20)、福島県(8.07)、秋田県(6.75)の順となっている。沖縄県を除く46都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは8箇所(7府県)と減少し、注意報レベルを超えている保健所地域は14箇所(11道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約14万人(95%信頼区間:12〜16万人)となり、前週の推計値(約20万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約3万人、10〜14歳、15〜19歳、30代がそれぞれ約2万人、0〜4歳、20代、40代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,557万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は132例であり、第17週(135例)より減少した。34都道府県から報告があり、年齢別では0歳(5例)、1〜9歳(37例)、10代(12例)、20代(4例)、30代(4例)、40代(3例)、50代(5例)、60代(12例)、70代(20例)、80歳以上(30例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっているが、直近の5週間(2014年第14週〜第18週)のインフルエンザウイルスの検出割合はB型、AH1pdm09、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。




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