2014年 第15週 (4月7日〜4月13日) 2014年4月16日現在

 2014年第15週の定点当たり報告数は4.18(患者報告数20,618)となり、第10週以降連続して減少が続いている。都道府県別では青森県(9.03)、山形県(8.83)、山梨県(8.48)、岩手県(8.33)、秋田県(7.87)、福島県(7.84)、沖縄県(7.84)、富山県(7.83)の順となっている。山梨県を除く46都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは20箇所(14都道府県)と減少し、注意報レベルを超えている保健所地域は12箇所(10道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約21万人(95%信頼区間:19〜24万人)となり、前週の推計値(約33万人)よりも減少した。年齢別では、0〜4歳、5〜9歳、30代、40代がそれぞれ約3万人、10〜14歳、20代、50代、60代がそれぞれ約2万人、15〜19歳、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,500万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は210例であり、第14週(321例)より減少した。40都道府県から報告があり、年齢別では0歳(12例)、1〜9歳(66例)、10代(8例)、20代(2例)、30代(10例)、40代(3例)、50代(12例)、60代(18例)、70代(25例)、80歳以上(54例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっているが、直近の5週間(2014年第11週〜第15週)のインフルエンザウイルスの検出割合はB型、AH1pdm09、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。




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