2014年 第13週 (3月24日〜3月30日) 2014年4月2日現在

 2014年第13週の定点当たり報告数は12.13(患者報告数59,954)となり、4週連続して減少した。都道府県別では福井県(27.19)、岩手県(22.13)、山形県(20.10)、青森県(19.45)、新潟県(18.96)、福島県(18.87)、宮城県(18.65)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは253箇所(46都道府県)と減少し、注意報レベルを超えている保健所地域は72箇所(29都道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約68万人(95%信頼区間:61〜75万人)となり、前週の推計値(約101万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約14万人、0〜4歳、10〜14歳がそれぞれ約9万人、30代、40代がそれぞれ約8万人、20代、50代がそれぞれ約5万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約4万人、70歳以上が約3万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,446万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は489例であり、第12週(508例)より減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(35例)、1〜9歳(166例)、10代(27例)、20代(9例)、30代(23例)、40代(11例)、50代(21例)、60代(35例)、70代(66例)、80歳以上(96例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっているが、直近の5週間(2014年第9週〜第13週)のインフルエンザウイルスの検出割合はB型、AH1pdm09、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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