2014年 第08週 (2月17日〜2月23日) 2014年2月26日現在

 2014年第8週の定点当たり報告数は27.36(患者報告数135,579)となり、第6週以降3週連続して減少した。
 都道府県別では大分県(49.33)、福井県(43.16)、福岡県(42.91)、北海道(39.14)、長崎県(38.29)、三重県(35.49)、宮崎県(34.71)、新潟県(34.25)、青森県(31.58)、愛知県(31.30)、熊本県(31.30)、佐賀県(30.64)、岩手県(30.17)の順となっている。25道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは322箇所(44都道府県)と増加し、注意報レベルを超えている保健所地域は192箇所(39都道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約138万人(95%信頼区間:126〜150万人)となり、前週の推計値(約147万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約35万人、10〜14歳が約23万人、0〜4歳が約17万人、30代が約15万人、40代が約13万人、20代が約9万人、50代が約8万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約6万人、70歳以上が約5万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約905万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は719例であり、第7週(799例)より減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(56例)、1〜9歳(254例)、10代(51例)、20代(13例)、30代(14例)、40代(21例)、50代(35例)、60代(58例)、70代(96例)、80歳以上(121例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第4週〜第8週)ではAH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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