2014年 第06週 (2月3日〜2月9日) 2014年2月12日現在

 2013/2014年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2013年第43週以降2014年第5週までは増加が続いていたが、第6週の定点当たり報告数は30.72(患者報告数151,829)となり、前週の報告数(定点当たり報告数34.44)よりも減少した。都道府県別では大分県(52.38)、群馬県(43.08)、埼玉県(41.77)、宮崎県(39.58)、神奈川県(39.22)、長野県(39.22)、千葉県(39.00)、愛知県(38.05)、沖縄県(37.34)、福岡県(37.31)、滋賀県(37.06)の順となっており、13道県で増加がみられたが、34都府県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは294箇所(40都道府県)と増加し、注意報レベルを超えている保健所地域は226箇所(44都道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約158万人(95%信頼区間:146〜171万人)となり、前週の推計値(約187万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約38万人、10〜14歳が約23万人、0〜4歳が約22万人、30代が約18万人、40代が約16万人、20代が約11万人、50代が約10万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約7万人、70歳以上が約5万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約620万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は925例であり、第5週(1,017例)より減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(64例)、1〜9歳(329例)、10代(65例)、20代(15例)、30代(25例)、40代(32例)、50代(47例)、60代(87例)、70代(125例)、80歳以上(136例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第2週〜第6週)ではAH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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