2014年 第04週 (1月20日〜1月26日) 2014年1月29日現在

 2013/2014年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2013年第43週以降増加が続いている。2014年第4週の定点当たり報告数は24.81(患者報告数122,618)となり、前週の報告数(定点当たり報告数11.78)よりも大きく増加した。都道府県別では沖縄県(54.12)、大分県(39.62)、宮崎県(37.86)、佐賀県(34.79)、埼玉県(33.69)、長崎県(32.47)、福岡県(32.19)、神奈川県(31.52)、滋賀県(31.32)、千葉県(30.08)の順となっており、第4週も全47都道府県で増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは146箇所(33都府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は317箇所(46都道府県)と共に増加した。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約132万人(95%信頼区間:121〜144万人)となり、5〜9歳が約29万人、0〜4歳が約18万人、10〜14歳、30代がそれぞれ約17万人、40代が約14万人、20代が約12万人、50代が約8万人、15〜19歳が約7万人、60代が約6万人、70歳以上が約4万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約275万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は807例であり、第3週(519例)より増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(75例)、1〜9歳(232例)、10代(45例)、20代(17例)、30代(25例)、40代(22例)、50代(37例)、60代(76例)、70代(118例)、80歳以上(160例)であった。
 2013年第36週以降これまでの国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH3亜型(A香港型)の割合が最も多く、次いでAH1pdm09、B型の順で検出されている一方で、直近の5週間(2013年第52週〜2014年第4週)ではAH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型(A香港型)の順となっている。詳細は国立感染症研究所感染症疫学センターホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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