2013年 第51週 (12月16日〜12月22日) 2013年12月25日現在

 2013/2014年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2013年第43週以降増加が続いている。第51週の定点当たり報告数は1.39(患者報告数6,824)となり、全国的な流行開始の指標である1.00を初めて上回った。都道府県別では山口県(5.12)、鹿児島県(4.67)、高知県(3.92)、大分県(3.52)、佐賀県(3.21)、熊本県(2.58)、埼玉県(2.28)、長崎県(2.19)、沖縄県(2.16)の順となっており、44都道府県で増加がみられた。注意報レベルを超えた保健所地域は7箇所(北海道1、群馬県1、静岡県1、山口県1、高知県1、大分県1、鹿児島県1)認められたが、警報レベルを超えた保健所地域は存在していない。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は70例であり、第50週(43例)より増加した。27都道府県から報告があり、年齢別では0歳(3例)、1〜9歳(20例)、10代(2例)、20代(1例)、30代(3例)、40代(2例)、50代(1例)、60代(6例)、70代(9例)、80歳以上(23例)であった。
 2013年第36〜50週の15週間では、インフルエンザウイルスの検出は、AH3亜型(A香港型)の割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。詳細は国立感染症研究所感染症疫学センターホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.