2013年 第02週 (1月7日〜1月13日) 2013年1月16日現在

 2012/2013年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2012年第43週以降増加が続いている。2013年第2週の定点当たり報告数は12.07(患者報告数59,194)となり、前週の報告数(定点当たり報告数3.91)よりも大幅に増加した。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約80万人(95%信頼区間:75万人〜86万人)となり、20代、30代がそれぞれ約12万人(15.0%)、40代約11万人(13.8%)、0〜4歳、5〜9歳がそれぞれ約8万人(10.0%)の順であり、20代以上の成人層が65.0%と多くを占めている。
 都道府県別では群馬県(27.71)、茨城県(25.88)、千葉県(22.52)、栃木県(21.80)、福島県(20.74)、埼玉県(20.44)、佐賀県(19.97)、福岡県(16.71)の順となっており、全都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは21箇所(群馬県6、茨城県、千葉県各4、埼玉県2、福島県、栃木県、静岡県、愛知県、福岡県各1)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は232箇所(38都道府県)と共に大きく増加した。
 2012年第36週以降これまでの国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH3亜型(A香港型)の割合が最も多く検出されている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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