2012年 第21週 (5月21日〜5月27日) 2012年5月30日現在

 2012年第21週の定点当たり報告数は0.46(患者報告数2,236)となり、第6週以降減少が続いている。都道府県別では沖縄県(7.53)、熊本県(1.84)、青森県(1.73)、和歌山県(1.18)、鹿児島県(1.09)、鳥取県(1.00)の順となっている。35都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約2万人(95%信頼区間:2万人〜3万人)と第6週以降減少が続いている。また、2011年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,658万人(95%信頼区間:1,616万人〜1,700万人)となった。
 全国の保健所地域で警報レベル、注意報レベルを超えているところは前週に引き続いて0箇所であった。
 2012年第16〜第20週の5週間では、インフルエンザウイルスはB型が最も多く検出されており、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順となっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html)を参照されたい。
 今シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は、2011年第49週に1.00を上回り、2012年第5週に42.62と最高値となった後は減少が続き、第19週に1.00未満となり、その後も減少が続いている。1.00を上回っていた期間は22週間であった。
 警報レベル、注意報レベルを超えている保健所地域が2週連続して0箇所であったことより、今シーズンのインフルエンザ流行レベルマップはこの第21週をもって終了の予定である。



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流行レベルマップの見方
     


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