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2012年第8週の定点当たり報告数は29.04(患者報告数143,267)となり、第6週以降3週連続で減少がみられている。 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約142万人(95%信頼区間:129万人~155万人)と3週連続で減少した。年齢群別では5~9歳約38万人(26.8%)、0~4歳、10~14歳が共に約22万人(15.5%)、30代約14万人(9.9%)、60歳以上約13万人(9.2%)の順となっている。 都道府県別では埼玉県(45.29)、秋田県(44.20)、大分県(41.36)、千葉県(39.54)、新潟県(38.08)、佐賀県(36.62)、北海道(36.16)の順となっている。44都道府県で前週の報告数よりも減少したが、3県では増加がみられた。 高知県では、データ集計後に第7週のデータ修正操作が行われたことにより、その後の警報・注意報の地図作成に第7週のデータが反映できていない。高知県を除いた全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは413箇所(46都道府県)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は78箇所(30都道府県)となった。 2012年第3~第7週の5週間では、インフルエンザウイルスの検出はAH3亜型(A香港型)が最も多く検出されているが、B型の検出割合が徐々に増加してきている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。
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