2012年 第05週 (1月30日〜2月5日) 2012年2月8日現在

 2011/2012年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2011年第42週以降増加が続いている。2012年第5週の定点当たり報告数は42.62(患者報告数209,974)となり、前週の報告数(定点当たり報告数35.95)を大きく上回った。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約211万人(95%信頼区間:194万人〜229万人)と前週の推計値(約173万人)よりも増加しており、年齢群別では5〜9歳約57万人(27.0%)、10〜14歳約37万人(17.5%)、0〜4歳約32万人(15.2%)、30代約22万人(10.4%)、40代、60歳以上は共に約16万人(7.6%)の順となっている。
 都道府県別では福井県(64.41)、岩手県(58.98)、石川県(55.65)、宮崎県(55.36)、高知県(54.21)、山口県(51.64)、埼玉県(50.94)、千葉県(50.84)、静岡県(50.83)、神奈川県(48.86)の順となっている。36都道府県で前週の報告数よりも増加がみられている一方で、減少している県も認められてきている。27の都道府県で定点当たり報告数が40.0を上回った。
 第5週は、名古屋市以外の愛知県においては集計後にデータ修正操作が行われたことにより、その後の地図作成にデータが反映されていないが、全国で警報レベルを超えている保健所地域は369箇所(47都道府県)と増加し、注意報レベルのみを超えている保健所地域は142箇所(41都道府県)となった。
 2011年第52〜2012年4週の5週間では、インフルエンザウイルスの検出はAH3亜型(A香港型)が最も多く、B型、AH1pdm09の順となっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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