2012年 第04週 (1月23日〜1月29日) 2012年2月1日現在

 2011/2012年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2011年第42週以降増加が続いている。2012年第4週の定点当たり報告数は35.95(患者報告数177,290)となり、前シーズンの最高値(2011年第4週定点当たり報告数31.88)を上回った。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約173万人(95%信頼区間:160万人〜185万人)となり、5〜9歳約50万人(28.9%)、10〜14歳約33万人(19.1%)、0〜4歳約26万人(15.0%)、30代約16万人(9.2%)、40代約12万人(6.9%)、60歳以上約11万人(6.4%)の順となっている。14歳以下で全推計患者数の60%以上を占めている。
 都道府県別では福井県(74.88)、高知県(66.69)、愛知県(60.48)、三重県(54.58)、岐阜県(49.87)、和歌山県(48.32)、静岡県(48.07)、石川県(47.42)、山口県(45.64)、岩手県(45.52)の順となっている。3週連続して全ての都道府県で報告数の増加がみられ、14の府県では定点当たり報告数が40.00を上回った。
 警報レベルを超えている保健所地域が285箇所(42都道府県)と大きく増加し、注意報レベルのみを超えている保健所地域は214箇所(41都道府県)と減少した。
 2011年第51〜2012年3週の5週間では、インフルエンザウイルスの検出はAH3亜型(A香港型)が最も多く、B型、AH1pdm09の順となっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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