2012年 第03週 (1月16日〜1月22日) 2012年1月25日現在

 2011/2012年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2011年第42週以降増加が続いている。2012年第3週の定点当たり報告数は22.73(患者報告数112,035)となり、前週の報告数(定点当たり報告数7.33)の約3倍となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約111万人(95%信頼区間:102万人〜120万人)となり、5〜9歳約31万人(27.9%)、10〜14歳約20万人(18.0%)、0〜4歳約17万人(15.3%)、30代約10万人(9.0%)、60歳以上約9万人(8.1%)、20代、40代がそれぞれ約7万人(6.3%)の順となっている。特に60歳以上の報告割合は昨シーズンの同時期(4.0%)と比較して高くなっている。
 都道府県別では福井県(59.88)、高知県(59.31)、三重県(52.17)、岐阜県(49.79)、愛知県(49.03)、和歌山県(41.48)、香川県(39.65)、愛媛県(35.49)の順となっている。全ての都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。
 警報レベルを超えている保健所地域が141箇所(33府県)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は262箇所(44都道府県)と共に大きく増加した。
 2011年第50〜2012年2週の5週間では、インフルエンザウイルスの検出はAH3亜型(A香港型)が最も多く、B型、AH1pdm09の順となっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.