2012年 第02週 (1月9日〜1月15日) 2012年1月18日現在

 2011/2012年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2011年第42週以降増加が続いている。2012年第2週の定点当たり報告数は7.33(患者報告数36,056)となり、前週の報告数(定点当たり報告数3.76)の2倍近い値となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約40万人(95%信頼区間:37万人〜44万人)となり、5〜9歳約8万人(20.0%)、0〜4歳約6万人(15.0%)、30代約5万人(12.5%)、10〜14歳、20代、40代がそれぞれ約4万人(10.0%)の順であり、特に5〜9歳が前週(約2万人)より大きく増加した。
 都道府県別では岐阜県(23.82)、愛知県(22.63)、三重県(21.92)、高知県(19.52)、福井県(16.38)、香川県(15.86)、愛媛県(15.00)、岡山県(13.71)の順となっている。全ての都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。
 警報レベルを超えている保健所地域が18箇所(8府県)と増加し、注意報レベルのみを超えている保健所地域も112箇所(29道府県)と増加した。
 2011年第49〜2012年1週の5週間では、インフルエンザウイルスの検出はAH3亜型(A香港型)が最も多く、B型、AH1pdm09の順となっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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