2011年 第22週 (5月30日〜6月5日) 2011年6月8日現在

 2011年第22週のインフルエンザの定点当たり報告数は0.82(患者報告数4,038)となり、第17週以降減少が続いている。インフルエンザの定点当たり報告数は、全国的な流行開始の指標である1.00を上回った状態が、2010年第50週以降2011年第21週まで24週間継続していたが、25週目に1.00を下回った。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約3万人(95%信頼区間:3万人〜4万人)であり、2010年第36週以降の累積の推計受診患者数は約1,376万人(95%信頼区間:1,343万人〜1,410万人となった)。
 都道府県別では沖縄県(13.05)、佐賀県(3.54)、鹿児島県(3.03)、長崎県(2.60)、新潟県(2.40)、宮崎県(2.29)の順となっている。38都道府県で減少がみられているが、岩手県の増加がやや目立っている。
 警報レベルを超えている保健所地域は2箇所(北海道、沖縄県)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は2箇所(鹿児島県、沖縄県)と共に減少した。
 2011年第18〜22週の5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、B型インフルエンザが多く、次いでAH3亜型(A香港型)となっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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