2011年 第20週 (5月16日〜5月22日) 2011年5月25日現在

 2011年第20週のインフルエンザの定点当たり報告数は1.62(患者報告数7,931)となり、第17週以降減少が続いている。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約7万人(95%信頼区間:6万人〜8万人)と前週の推計受診患者数(約10万人)よりも減少した。
 都道府県別では沖縄県(16.19)、佐賀県(6.92)、長崎県(5.37)、宮崎県(4.95)、福井県(4.59)、鹿児島県(4.07)、青森県(3.81)の順となっている。39都府県で減少したが、沖縄県、新潟県、福島県、秋田県等では増加がみられた。
 警報レベルを超えている保健所地域は5箇所(3道県)と減少したが、注意報レベルのみを超えている保健所地域は14箇所(10道県)と増加した。なお第20週は、兵庫県においては、集計後にデータの修正操作が行われたことにより、その後の患者数推計値及び地図作成にデータが反映されていない。
 2011年第16〜20週の5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、B型インフルエンザが最も多く、次いでAH3亜型(A香港型)、AH1pdmの順となっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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