2011年 第16週 (4月18日〜4月24日) 2011年4月27日現在

 2011年第16週のインフルエンザの定点当たり報告数は7.56(患者報告数36,993)となり、2週連続で増加した。岩手県と福島県の一部の保健所からの報告はなかった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約35万人(95%信頼区間:31万人〜38万人)となり、年齢群別では5〜9歳約12万人(34.3%)、10〜14歳約7万人(20.0%)、0〜4歳約6万人(17.1%)、20代約3万人(8.6%)であった。5〜14歳の年齢層で増加が継続している。
 都道府県別では長野県(25.51)、宮崎県(22.80)、福井県(19.47)、石川県(17.29)、高知県(14.98)、沖縄県(14.36)、佐賀県(14.28)、新潟県(13.99)の順となっている。47都道府県中、東北地方の6県を含む36都道府県で増加がみられており、長野県、徳島県、青森県、佐賀県の増加が目立っている。
 警報レベルを超えている保健所地域は38箇所(16都道府県)と減少したが、注意報レベルのみを超えている保健所地域は92箇所(33都道府県)と増加した。
 2011年第12〜16週の5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、B型インフルエンザが最も多く、次いでAH3亜型(A香港型)、AH1pdmの順となっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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