2011年 第14週 (4月4日〜4月10日) 2011年4月13日現在

 2011年第14週のインフルエンザの定点当たり報告数は6.35(患者報告数30,662)となり、3週連続で減少した。第12、13週に続いて岩手県の一部と福島県からの報告はなかった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約31万人(95%信頼区間:27万人〜35万人)となり、年齢群別では5〜9歳約8万人(25.8%)、0〜4歳約7万人(22.6%)、10〜14歳、20代、30代はそれぞれ約3万人(9.7%)であった。5〜14歳の年齢層の大幅な減少が続いている。
 都道府県別では宮崎県(22.05)、石川県(18.96)、大分県(13.28)、福岡県(13.27)、高知県(13.08)、沖縄県(11.22)、福井県(10.84)の順である。報告のなかった福島県を除く46都道府県では、秋田県、沖縄県の定点当たり報告数が増加し、他の44都道府県では減少がみられた。
 警報レベルを超えている保健所地域は53箇所(21都道府県)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は40箇所(23道府県)と共に減少した。
 2011年第10〜14週の5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、AH3亜型(A香港型)が最多であり、次いでB型、AH1pdmの順である。2011年第7週以降はAH3亜型の検出数が最多となっていたが、B型の検出割合も増加してきている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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